背景
Futurist(フューチャリスト)コミュニティも、立ち上がり始めて半年以上が経ちました。
2021年11月時点で、28名のFuturistが集結してきました。
(2022年5月時点で、50名のFuturistが集結)
今、時代が変わりつつあります。
シンギュラリティを目前とする中で、人類史上初めて、「人類より賢い存在(=汎用AI)」が登場し、それらがナノレベルで空間上に充満していきます。また、生物すら創造(プログラミング)の対象である「生物工学(バイオインフォマティックス)」の登場により、新たな知的生命体の登場、果ては人類の物理的制約からの解放(トランスヒューマン)が見込まれます。パブリックブロックチェーンなどの分散型ネットワーク技術は、信用すら人の組織を不要(トラストレス)としていきます。それらが、金融の概念を再創造(DeFi)し、組織のあり方を再創造(DAO)していきます。メタバース等によるシミュレーティッドな世界の仮想化により、人類を含む知的生命体の活動は地球という惑星の物理的制約を超越していくでしょう。
そのような中で、目先の需要と供給の世界観に縛られない「Futurist(フューチャリスト)」の存在が渇望されていきます。
そこで改めて、「Futuristとは何か?」「Futuristコミュニティとは何なのか?」について、まとめてみます。
未来とは?
未来とは、文字のごとく「未だ来ていないこと」である。
しかし、未来については、「選択可能性」と捉えるか、「運命」のように決められたものと捉えるか、”捉え方” は分かれます。
これまで、歴史を切り拓いてきた、”ターニングポイント” となる出来事には、「Futurist(フューチャリスト)」の存在は欠かせません。
Futurist(フューチャリスト)は、この「未だ来ていないこと」に対して、どのように捉え、どのように向き合ってきたのでしょうか?
Futuristとは?
まず、Futurist(フューチャリスト)は、「Visionary Eyes」を持っています。
非常に視野角が広いのです。
私たち(人類)の “現在” すら “一瞬” のことと捉えています。
ちょうど、下の図の中央の線と線の間が人類のこれまでの歴史。それより前と後を含める視野角を持っていることになります。
このVisionary Eyes(視野角)を持つことによって、現在のニーズや制約に縛られません。
ある意味で、「それを超越し、開拓し、創造しよう」とするのです。
それが、Futuristの「3つの基本的特性」です。
- “超越” する人
- “開拓” する人
- “創造” する人
基本的特性①「”超越” する人」
たいていの人は、自らの周辺環境に適応しようとします。
人を殺すのが当たり前の戦時下なら人を殺し、マネタイズの損益のみが評価される環境ならそこに最適化していきます。幼い頃に抱いていた社会への疑問も、自らの環境がシフト(所属)することによって、泡のように消えて溶け込んでいきます。
しかし、Futurist(フューチャリスト)は違ってきます。
- 自組織(目の前の環境)に最適化しても理想が叶わないのなら、その外へ越境し、化学反応を起こして不可能を可能にします。
- 自らの死後より先は関係ない?そんな小さなスケールは無視します。
- 周りの99%の人が価値がないと言うことでも、そこに見えない価値を見出し、超越します。
etc
基本的特性②「”開拓” する人」
たいていの人は、リスクの取り方を知りません。
そのようなことは、教育の過程の中で、あまり教わることがないからです。
リスクを取る(意思決定する)ために、リスクマネジメント(ポートフォリオバランス)という方法があります。例えば8割で安全な運用を行い、残りの2割で挑戦する、などです。普通の人は、これを自らの範疇で行います。
しかし、Futurist(フューチャリスト)は違ってきます。
- Futuristは、リスクマネジメントを「社会」や「世界」のスケールで行います。自らのバランスシートに制約されたリスクマネジメントではありません
- イノベーターフェーズにおけるリスクの取り方を知っています。シナリオプランニングと仮説検証サイクルにより、長期間の中でリスクを最小化していきます。
- 一番最初は「好奇心」でスタートします。論理から入りません。
etc
基本的特性③「”創造” する人」
普通の人は、こう思います。
「あなたが言うのならきっとそうなんですね。私たちはどうすれば良いですか?」
答えを求め、方法を問います。
しかし、Futurist(フューチャリスト)は違ってきます。
- そもそも、なぜ、これはこうなんだろう?こうあっても良いのではないか?試してみて、やはりそうだ。これを世に問おう。
- 噂やニュースよりも、自らの問いで世界や自然(本質)と向き合う。源流は何か?そして新たな源流を創り出そう。
- ニーズをサーチして、そこにソリューションを提供する?それよりも、もっと面白い第三のアイデアがあるよ。たぶんみんなそっちの方が最終的に救われると思う。
etc
では、それらの特性を持つ人って??
上記のような、3つの基本的特性は、例えば以下のような5つの属性を起点に強弱があるかもしれません。
起業家属性、研究者/科学者属性、革命家/活動家属性、文学/哲学者属性、アーティスト属性などです。
ちょっと、イメージが難しいでしょうか?
では、歴史的なFuturistを、これら5つの属性に当てはめてみます。
いかがでしょうか?
もしかすると、いくつかの属性にまたがっている人もいるかもしれません。(例:レオナルド・ダ・ヴィンチなど)
サトシ・ナカモトは研究者/科学者属性ではないの?と思う方もいるかもしれません。しかし、私はアーティスト属性に含みました。(ビットコインはアート)
現代のFuturistの視点
現代のFuturistなら、例えば興味対象としてはこんな感じでしょうか?(以下)
これらをセンスメイキングするビジョンを持ち、超越・開拓・創造するFuturistカルチャーを創造していきたいと思う方は、FuturistコミュニティにJoinしてもらいたいです。
Futuristコミュニティとは?
上記のようなFuturist(フューチャリスト)に「なりたい」「すでになっている」といったメンバーが集まってきています。
まずは文化形成から行なっていきたいため、以下の2つを軸に動き始めています。
- Futuristたちが、 “楽しい” と思うことをやる
- Futuristたちが、 “お互いの支援/共創” をする
実際に、少しずつですが、以下のような動きが起こっており、熱量が高まり始めています。
Futurist(フューチャリスト)という文化形成のために、やりたいと出ている意見など。
ぜひ、Futurist(フューチャリスト)のJoinをお待ちしています。
<本記載の資料>
Futurist(フューチャリスト)コミュニティについて
Futuristが集まるコミュニティ。「未来は “待つ” ものではなく “歩む” ものである」を掲げる。都内複数拠点で月1程度で活動。slackやZoomでは日常的に交流。現在(2022年5月時点)異ジャンルのFuturistが50名関与。各々がバックキャストするFuturist活動の相互支援やFuturism探求の視察・企画・共有会なども実施。
Futuristに参加するには?
- 「お問い合わせ」フォームより、ご連絡をお待ちしております。