Futurist

Futurismと21世紀のイデオロギー【民主主義のアップデート?】〜加速主義も含む、しかしそれだけではないFuturism〜

概要(2/14 ライブ配信)

2023/2/23に、「 Futurismと21世紀のイデオロギー【民主主義のアップデート?】〜加速主義も含む、しかしそれだけではないFuturism〜 」を実施しました。

以下に配信内容のリンク及び概要を記載しています。

配信内容(YouTube Live)

0:00 ライブ趣旨&自己紹介
4:58 今日の全体像(Tech観点からイデオロギー分類→民主主義のアップデート→再配分議論→公共財関連)
8:39 リバタリアニズムの歴史(市場への介入は最低限にすべき / 個人の自由 / 自己所有権)
9:58 サイバーリバタリアニズムの勃興(Techによるリバタリアニズムの補強)
10:58 コーポレートリバタリアニズム(企業による国家の外側へのExit)
12:18 リバタリアニズムは民主主義よりも個人の「自由」が中心
13:25 デジタルデモクラシー(BlockchainやAIを活用した多元的な意思決定/多元民主主義の志向)
16:45 シンセティックテクノクラシー(人工知能やDAOプロトコルを媒介とした技術をベースとした統治)
18:29 テクノクラシーとシンセティックテクノクラシーの違い(技術専門家による統治か、技術そのものをベースとした統治か)
19:11 2分類されるシンセティックテクノクラシー(技術支配的なディストピアか、技術が自然に溶け込むデジタルネイチャーか)
22:05 加速主義的な志向はシンセティックテクノクラシーに近い
23:05 中長期的には自然拡張的に捉えたシンセティックテクノクラシーに期待?(多元的民主主義でも理想に向かわない?)
24:34 未来を議論する上で、前提として新しい主義/スタンスのどれに近い意見なのかの確認が必要になってきている
30:46 デジタルデモクラシーから民主主義のアップデートを検討してみる
31:34 ラディカルマーケットとQV(クアドラティック・ヴォーティング)/少数派にも力を与える
33:39 投票のやり方が変わる(より滑らかな民意の反映に向けて)
36:52 QF(クアドラティック・ファンディング)/ 少額からの貢献反映や広範囲からの資金調達
38:18 Gitcoin(ブロックチェーンによる分散型寄付プラットフォーム ※QFが導入されている事例)
40:26 CivicTech(市民がTechを活用し共同して持続的な地域づくりや自治を促進)
42:51 Decidim(参加型意思決定プラットフォーム / 加古川市の事例)
45:07 どのくらい積極的に参加型民主主義が行われているか?(まだあまり使われていない/リテラシーや関心の差異)
47:20 参加型民主主義が活発化するには、リテラシーよりもインセンティブの問題?
48:22 一般市民は、複雑化した社会の統治に意見を持つことが難しい?→中長期では無意識データ民主主義等が有効?
51:05 DAO(まだきちんとしたユースケースはこれから / ポテンシャルとしては本命)
53:43 無意識データ民主主義と熟議
56:15 無意識データを補う形での熟議?むしろ熟議の方が不安?(人間的なガバナンスの限界)
57:27 小さな信頼関係のあるコミュニティでの熟議は成立する?(マジョリティでの熟議は困難?)
58:19 効果的利他主義による再分配(人類等にクリティカルな領域に寄付 / 寄付対効果を考慮 / 富裕層からの再分配)
1:00:10 国(税)による再配分だけではなく個人による再分配
1:01:21 効果的利他主義は一般市民というより富裕層による寄付再配分(公益に資する)として有効
1:04:34 慈善資本主義(SDGsが企業による再分配意識だとすると慈善資本主義は富裕層による再分配意識)
1:06:53 公共財(シェアリングエコノミーやDAO等によるシン・コモンズなど)
1:12:07 コモンズの悲劇(誰かが資源を食い潰す)を回避できる可能性としてのDAOなどの仕組み
1:13:16 どのようにしてDAOによってシン・コモンズ(社会的共通資本)ができるのか?
1:16:23 今日の総括(前提としてテクノロジーが統治のあり方も変える → 新しい主義の登場 → 様々なポテンシャルの議論)
1:18:38 人間(一般市民)が複雑化する社会全体や生態系について民意で意思決定は難しいのでは?/多元主義の限界?
1:22:23 新しいイデオロギーを俯瞰しつつ主張を持つ者同士での熟議はしてみたい(今後)

使用したプレゼン資料

Futurist(フューチャリスト)コミュニティについて

50〜100年先の未来まで仮説・洞察し、現在にバックキャスト・プロデュースする集団。「未来は “待つ” ものではなく “歩む” ものである」を掲げる。現在異ジャンルのFuturistが71名関与し、都内複数拠点で月1程度で活動。各々がバックキャストするFuturist活動の相互支援やFuturism探求の視察・企画・PoCを実施。コミュニティ内の活動シナジーがきっかけとなって、Web3.0の産学研究PJ「C3F」なども生まれている。

ビジョン:「未来をバックキャストする集団・カルチャーを形成する
あり方:「未来の常識を、現代でつくる人たち(=Futurist / フューチャリスト)

* HP:http://futurist.cross-community.net/
* Twitter:https://twitter.com/Futurist_SF

[ 活動内容の参考は こちら ]

Futurist(フューチャリスト)コミュニティに参加するには?


ABOUT ME
Sho T(高橋 翔)
Futurist(フューチャリスト)コミュニティ&カルチャー創設 / 活動履歴 → https://sho-takahashi.com/news / 誰もが発明家になれる→創造の民主化を推進する活動をみなさんと共創しています / (株)pressman CINO(Chief Innovation Officer)/ 一般社団法人NoCoders Japan協会 代表理事 / iU 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授 / ノーコード人材プラットフォーム「NOCODO(ノコド)」 / メタバース「Roblox(ロブロックス)」で世界を創ろうコミュニティ主宰 / 産学研究PJ『C3F』Internet Computerによる分散クラウド開発者環境創出 / etc