Futurist

【宇宙時代に向けて】宇宙エレベーターや成層圏タワー構想についてLive〜資源等の循環系を宇宙に広げるために注目されるアプローチとして〜

概要(2/6 ライブ配信)

2023/2/6に、「【宇宙時代に向けて】宇宙エレベーターや成層圏タワー構想についてLive〜資源等の循環系を宇宙に広げるために注目されるアプローチとして〜」を実施しました。

以下に配信内容のリンク及び概要を記載しています。

配信内容(YouTube Live)

0:00 今回のライブの趣旨
2:15 自己紹介(島崎氏 /宇宙エレベーター協会元理事、Sho T氏 /FuturistコミュニティFounder等)
3:49 本編開始(宇宙エレベーターに関与を始めた背景)
8:01 マッキンゼー時代に閃いたアイデア(1990年台後半)
10:33 なぜ宇宙エレベーターが必要なのか? → 人口増による資源需要を地球リソースだけでは足りない
13:11 ロケットでは輸送コストが1kg100万円かつ環境負荷が大きい/重量の95%が燃料という非効率性/発射時重力負荷も大きい
16:11 宇宙エレベーターの仕組み(惑星の重力と自転/遠心力を応用し高度36,000kmの静止衛星軌道を活用)
18:30 地面からの積み上げではなく、静止衛星軌道の基地からケーブルを上下に伸ばして構築
22:46 輸送手段として非常に効率的である説明
25:04 月で宇宙エレベーターを構築する場合(月は自転がないのでラグランジュポイントからケーブルを張る)
26:34 宇宙エレベーターの用途(1. 宇宙物流、2. 太陽エネルギーのフル活用、3. 宇宙観光、4. 無重力/低重力を活用した産業)
30:39 高度72,000kmから自転遠心力で火星まで飛ばせる物流網の構築(同様の要領で太陽系物流システムの構築)
33:53 宇宙で隕石や小惑星と衝突しないか? → 初期の太陽系物流システムではロボティクスを活用?
35:00 ケーブルとしては “カーボンナノチューブ” が有力だが課題あり(テーパリングや引き伸ばす技術開発)
38:41 現在カーボンナノチューブは電気自動車等の電極で量的需要が高く、ケーブルを引き伸ばす技術研究開発まで進んでいない
42:14 日本とアメリカ以外の、中国等の情報は開示されていない部分が多く、技術開発が進んでいる可能性もある
44:07 宇宙エレベーター協会の話
45:15 宇宙エレベーターを展開する場所 → 赤道上の海上等、例えば「ナウル」
49:00 成層圏タワーという新しいアイデア(六角注の皮膜+窒素+水素の “浮力” を活用した建築物で高度20〜30kmまで構築)
53:25 物理的な計算で質量と重量を調整して理論的にはリスクを回避した超高層建築が可能
55:45 気球関係者が集まる “ブイヤント懇談会” にも意見交換
58:18 リスクマネジメントを考慮した建築を研究予定
59:27 宇宙エレベーターの課題としての “雷/落雷” を、成層圏タワーによって回避するという観点
1:03:07 実現に向けて縮小プロトタイプ実験やメタバースシミュレーションでまずは構想を可視化/ビジュアライズしたい
1:05:10 成層圏(高度20〜30km)では空気濃度が1000分の1になるので、レールガン/カタパルト等で静止衛星軌道に簡易打上げ可能
1:07:25 国家レベル/GAFAクラスの意思決定層によるトップダウンでの巨額投資が必要(惑星間輸送システムは必須)
1:11:33 まだSFレベルの段階だが、Futuristコミュニティでは、想像のSeedsや “問い” のフェーズから拾いに行きたい
1:12:50 楽しむだけのSFというより、想像のSeedsからインキュベーションに繋げるためのカルチャーをFuturistで作りたい
1:14:48 地球系の発想から宇宙系の発想への転換(まだ衛生活用レベルで、地球から宇宙への外へのリアリティはこれから)
1:17:12 宇宙エレベーターに衛星が衝突してしまうリスク
1:19:38 ロボティクスがこれから10〜20年で発展するので宇宙輸送システム完成前に宇宙開発を補えないか?

Futurist(フューチャリスト)コミュニティについて

50〜100年先の未来まで仮説・洞察し、現在にバックキャスト・プロデュースする集団。「未来は “待つ” ものではなく “歩む” ものである」を掲げる。現在異ジャンルのFuturistが71名関与し、都内複数拠点で月1程度で活動。各々がバックキャストするFuturist活動の相互支援やFuturism探求の視察・企画・PoCを実施。コミュニティ内の活動シナジーがきっかけとなって、Web3.0の産学研究PJ「C3F」なども生まれている。

ビジョン:「未来をバックキャストする集団・カルチャーを形成する
あり方:「未来の常識を、現代でつくる人たち(=Futurist / フューチャリスト)

* HP:http://futurist.cross-community.net/
* Twitter:https://twitter.com/Futurist_SF

[ 活動内容の参考は こちら ]

Futurist(フューチャリスト)コミュニティに参加するには?


ABOUT ME
Sho T(高橋 翔)
Futurist(フューチャリスト)コミュニティ&カルチャー創設 / 活動履歴 → https://sho-takahashi.com/news / 誰もが発明家になれる→創造の民主化を推進する活動をみなさんと共創しています / (株)pressman CINO(Chief Innovation Officer)/ 一般社団法人NoCoders Japan協会 代表理事 / iU 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授 / ノーコード人材プラットフォーム「NOCODO(ノコド)」 / メタバース「Roblox(ロブロックス)」で世界を創ろうコミュニティ主宰 / 産学研究PJ『C3F』Internet Computerによる分散クラウド開発者環境創出 / etc